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記事年月 | 2014年7月-9月 |
号数 | 64 |
媒体 |
専門紙 |
大分類 | 9月 |
小分類(国名等) | 中外日報 |
記事タイトル | *「若い高齢者」の農村への還流と寺社 |
本文テキスト | 2010年代に至り、過疎地域は高齢者が半数を超える限界集落問題が焦点となりつつある。山下祐介・首都大学東京准教授の論文「限界集落と寺院のゆくえ」。山下氏は神社や寺院が成り立たなくなったのは、戦前生まれがいなくなりイエが解体し、その余波が「精神世界にまで襲いかかってきているようだ」と見る。一方、農山漁村へ還流し始めた「若い高齢者」の精神性は伝統的な暮らしに根ざすもので、それは信仰が一体となった土地への回帰であり、ゆえに「今後の宗教の動向も、これら各世代(団塊世代平成世代)の人生航路上の問題にかかっているし、それこそが今の宗教者の使命なのだというべきであろう」と論じている(5日付。関連で5日付に中條曉仁・静岡大学教育学部准教授の「過疎地域の将来を考える 高齢者支える『公共性』を」。10日付に日蓮宗の教化研究会議<人口減少時代の強化とは>)。 |