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記事年月 | 2014年4月-6月 |
号数 | 63 |
媒体 |
専門紙 |
大分類 | 6月 |
小分類(国名等) | 仏教タイムス |
記事タイトル | *「日本仏教批判」のシンポジウム |
本文テキスト | 国際日本文化研究センターは6月14日にシンポジウム「日本仏教批判」を同センターで開催した。松本史朗・駒沢大学教授は京都学派の仏教理解について批判し、西田幾多郎も西谷啓二も<梵我一如のヒンズー教的な考え>だとし、密教についても同様と司会の末木文美士・同センター教授の問いに応じた。ブライアン・ヴィクトリア・オックスフォード大学付属仏教研究所研究員は日本仏教が国家仏教として展開した歴史をとらえて「御用仏教」とし、自己を犠牲にして国という集団エゴを生かすのは「菩薩行から見ればとんでもない話」と批判した。コメンテーターの佐々木閑・花園大学教授は「仏教か否かという学問的な筋を通すことと、今の日本の仏教がいかに今の日本人に役に立って、人を救っていくかはまた別の話」と述べた(19日付。中外日報25日付に同類記事)。 |