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記事年月 | 2014年4月-6月 |
号数 | 63 |
媒体 |
専門紙 |
大分類 | 4月 |
小分類(国名等) | 中外日報 |
記事タイトル | *30年間、寺檀関係に変化なし 曹洞宗調査 |
本文テキスト | 曹洞宗は檀信徒1万人に対して葬儀や信仰などについて2012年6月に質問紙による意識調査を行い、6530票を回収。その結果をまとめた報告書が3月31日に刊行された。それによると「先祖供養が寺院の要か」との問いに対し53.9%が肯定的だったが、坐禅や教理に親しみを感じるのは1?3割程度だった。「葬式は要らない」との考え方には65.8%が反対であり、<葬儀の必要性が鮮明になった>。葬儀自体では、葬儀社と宗教者の対応に<満足>を示すものの、費用については「不満」が「どちらともいえない」と合わせると57.6%だった。碑文谷創・『SOGI』編集長は「檀家を対象とした調査なのに、葬儀を必要としたのが65%というのは低過ぎるのではないか」「檀信徒の生と死をしっかりと見つめる必要がある」と指摘する。なお曹洞宗では檀信徒を対象とした意識調査を1984年と93年の2回行っており、従来と比較し「約30年を経過しても、曹洞宗の寺檀関係には、ほとんど変化がなかった」としている(25日付)。 |