詳細 | |
---|---|
記事年月 | 2014年4月-6月 |
号数 | 63 |
媒体 |
専門紙 |
大分類 | 4月 |
小分類(国名等) | 中外日報 |
記事タイトル | *社会が個人化しても 宗教に頼る企業 |
本文テキスト |
<“社縁”を深める宗教の役割>に関しての「深層ワイド」。記事は具体的様相について次の5つをあげる。(1)商品供養塔。企業活動に関する動植物や道具の供養。都内寺院での庭職組合による草木供養塔と供養祭、ケンタッキーフライドチキンによる神社での「チキン感謝祭」など。(2)企業内神社。大阪市の土佐稲荷神社と三菱グループ。東京の三国神社と三井グループ。ただし両神社とも現在は独立した宗教法人。(3)社員供養塔。高野山の公園墓地を取りあげているが、バブル期は年間10基ほどの建立があったが、現在は2?3基。(4)お別れの会。社葬のこと。近年は<先祖祭祀のような宗教的要素を排除>した例が増加している。(5)<揃って参拝>。企業参拝は20年ほど前から増え始め、行っているのは時代の先端を行く企業が多い。 東京の神田神社では1月に約1万社およそ10万人が商売繁盛を祈願した。石井研土・国学院大学教授は「(企業は)社員の精神修養の一つとして神社を祀り、参拝する」。また村上興匡・大正大学教授は「(企業参拝は)社会全体が個人化しても廃れにくい」とし、<企業が宗教に頼る関係の強固さを指摘する>(30日付)。 |