詳細 | |
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記事年月 | 2013年7月-9月 |
号数 | 60 |
媒体 |
国外 |
大分類 | 【4. 中東・西アジア】 |
小分類(国名等) | ◆シリア |
記事タイトル | *反体制派の分裂加速 |
本文テキスト |
国際テロ組織アルカイダ系組織や過激派のシリア内戦参戦が進み、反体制派内部での抗争が激化している。7月11日には反体制派の武装組織「自由シリア軍」の司令官が、共闘していた新興のアルカイダ系組織「イラク・レバントのイスラム国(ISIL)」との抗争により殺害される事件が発生(毎日・夕7/12)。米欧の軍事介入が回避された9月以降、衝突は世俗主義的な組織とイスラム過激派とのあいだでさらに増えているとされ、9月18日には自由シリア軍が支配していた北部の町を過激派組織が奪取したと報じられている(読売9/20)。 9月25日には、反体制派内のイスラム過激派など13組織が「国民連合」から離脱する共同声明を発表、シャリア(イスラム法)を基礎とした結束を呼びかけた(朝日9/26)。国民連合は「シリアの唯一正統な代表」として欧米やアラブ連盟の承認を受けているが、2013年5月には同胞団系メンバーと対立したリベラル派メンバーが離脱、新組織を設立している。 [→『ラーク便り』59号36頁参照] |