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記事年月 | 2012年10月-12月 |
号数 | 57 |
媒体 |
専門紙 |
大分類 | 10月 |
小分類(国名等) | 仏教タイムス |
記事タイトル | *欧米仏教から日本仏教の未来へのヒント |
本文テキスト |
武蔵野大学仏教文化研究所は9月15日に西東京市の同大においてシンポジウム「欧米の仏教者の声を聴く―日本仏教の未来へのヒント」を開催した。ケネス田中所長は、アメリカでは仏教徒が300万人(人口の1%)、3千万人が「仏教のことをよく知っている」と現況を紹介し、アメリカ仏教の歴史と実践から日本仏教の未来への課題やヒントを探った。 ほかに、高橋典史・東洋大学准教授がハワイの日系移民と日本仏教の歴史を概観し、岩本明美・鈴木大拙館主任研究員はアメリカ仏教から見て「仏教や瞑想に関心を持つ人が実践する場が日本では非常に限られ、多様性もない」と指摘。川橋範子・名古屋工業大学准教授は日本の女性仏教者を取り巻くジェンダー問題を考察した。討議では「宗教の自覚化」「女性の地位向上」「お寺との関わり方の多様化」など<欧米仏教からのヒント>が提示された(11日付)。なお18日付にバンコクの日本人納骨堂の堂守(住職)である神田英昭氏のエッセイ<上座部仏教から日本の「死者供養」を考えつつ…>が載っている。 |