詳細 | |
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記事年月 | 2004年3月-5月 |
号数 | 23 |
媒体 |
国内 |
大分類 | 【8.その他の宗教関連事象】 |
小分類(国名等) | ◆生命医療 |
記事タイトル | *臓器移植法改正案 |
本文テキスト |
自民党「脳死・生命倫理及び臓器移植調査会」や超党派議員による「生命倫理研究議員連盟」が、臓器移植法の改正案を検討していることをうけ、臓器移植患者団体連絡会は3月4日、改正を求める約50万人分の署名を、与野党142人の国会議員に手渡し、衆参議長への提出を依頼した。連絡会では、(1)脳死前に本人の拒絶が無い限り、家族の同意によって臓器の提供を可能にすること、(2)現在対象外とされている15歳未満の提供も認めること、を求めている(朝日・東京 3/5他)。 自民党調査会案は、(1)の点については賛成、さらに脳死判定は本人の生前意思表示や家族の同意が不要、などといった点で現在の条件を大幅に緩和したものであった(読売・東京 3/18)。 いっぽう、日本小児学会は、過去4年半に国内で15歳未満の小児が脳死となった163例のうち、1割以上が虐待かその疑いが原因としてあげられるという調査結果を発表し、大きな波紋を呼んだ(毎日・東京・夕 4/10他)。結果として、今国会への改正案提出は見送られた(日経・東京 5/26)。 |