(公財)国際宗教研究所
 
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『ラーク便り』データベースについて
『ラーク便り―日本と世界の宗教ニュースを読み解く』の全記事のうち、ここでは「宗教専門紙の記事」、「一般紙・雑誌の国内宗教関連記事」、「国外の宗教ニュース」をデータベース化してあります。
ただし、最近3年間のものは収録されておりません。
『ラーク便り』本誌には、これ以外に「ピックアップ・ファイブ」、「研究ノート」、「エッセイ」、「宗教専門紙が書評した本」、その他が掲載されています。

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詳細
記事年月 2012年7月-9月
号数 56
媒体 専門紙
大分類 7月
小分類(国名等) キリスト新聞 カトリック新聞 クリスチャン新聞
記事タイトル *警察がカトリック教会に「不適正」行為
本文テキスト  神奈川県の川崎臨港警察署の警察官たちが5月17日にカトリック貝塚教会の敷地に捜査令状及び逮捕令状もなく立ち入り、非正規滞在の容疑がある外国籍信徒を捜査・逮捕する事件が起きた(カ6月17日付)。事件を重く見たカトリック教団は2012年度の定例司教総会において6月12日付で国家公安委員会及び警察庁あての「要請書」提出を承認。日本カトリック司教協議会会長の池長潤大司教は7月2日に松原仁・国家公安委員長と面会し、同様の事件の再発防止を求めて要請書を手渡した。要請書は警察の行為が憲法35条の住居不可侵の規定と憲法20条の信教の自由を侵害していると指摘し、以下の3点を要請している。
 (1)宗教団体の信教の自由を尊重し、宗教活動への妨害をしないこと、(2)教会等の敷地内へ違法な立入及び職務質問等の捜査を実施し、基本的人権の侵害をしないようにすること、(3)教会付近において、教会を訪れようとする人々への職務質問などを行わないこと。
 これに対し警察庁から7月12日付の連絡書が届いた。それによると、まず神奈川県警が今回の行為は「不適正事案」だったとカトリック横浜教区に謝罪したことを伝え、さらにこのような「事案を再び惹起することのないよう」全国の警察に通達したとしている(キ14日付。カ1日付・8日付・22日付)。
 なおこの事件について<一部の信徒からは、「法を犯す人がいるから、教会のイメージが悪くなる」という>意見があるという。これについて貝塚教会主任の本柳孝司神父は、外国籍信徒への偏見があることを指摘し、<「非正規滞在の信徒がいなければ、こんな事件は起きなかった」という考え方は「警察の違法行為」を正当化してしまう「話のすり替え」に陥っている>と<強調する>。また、「警察官自体に、信教の自由を侵すという意識が全くなく、私たちが警察官に抗議する法的根拠も理解していないようでした」と語った(カ15日付)。
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