詳細 | |
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記事年月 | 2011年1月-3月 |
号数 | 50 |
媒体 |
国内 |
大分類 | 【2.仏教】 |
小分類(国名等) | |
記事タイトル | *善光寺大勧進貫主に賠償命令、混乱続く |
本文テキスト |
善光寺(長野市)を天台宗一山(25院)・浄土宗一山(14坊)と大本願で共同管理する大勧進(天台宗)の貫主で、善光寺住職の小松玄澄氏が貫主辞任の約束を守らないとして、天台宗一山の当時の代表が、小松氏に辞任と慰謝料2千万円の支払いを求めた訴訟の判決が2月4日、長野地裁であった。判決では辞任の約束が成立していたことを認定し、小松氏に300万円の支払いを命じた。辞任請求については、本人が申請し天台座主が解任するとの天台宗規則があるとして棄却された。小松氏側は即日控訴した。同地裁への提訴は2009年6月。小松氏の女性問題が報道されたことなどを受けて、小松氏と天台宗一山側が05年8月に07年8月までの辞任を口頭で約束し、和解書に署名したが、期限後も小松氏が辞任しないため、提訴に踏み切った(信濃毎日・夕 2/4、読売・長野 2/5ほか)。 天台宗一山の住職らは9日になって大勧進を訪れ、小松氏が10日以降、行事などで善光寺本堂へ立ち入るのを禁ずるとする通告書を提出(信濃毎日・夕 2/9)、18日には投票を行い、賛成多数で控訴した(信濃毎日 2/19)。[→『ラーク便り』43号20頁参照] |