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記事年月 | 2018年7月-9月 |
号数 | 80 |
媒体 |
国内 |
大分類 | 【1.神道】 |
小分類(国名等) | |
記事タイトル | *境内ビアガーデンに賛否両論 |
本文テキスト | 石川県金沢市の石浦神社境内に、7月22日までにビアガーデンが開設された。北陸新幹線の開業で同神社の周辺には観光客が増えたものの、境内に立ち寄る人は少なく、長谷吉憲宮司が「参拝がてら一息ついてもらおう」と発案。同神社が兼六園と金沢21世紀美術館の間に位置することも手伝い、週末は百人を超える観光客が訪れ、ビールを楽しむようになった。同神社の地元である広坂の振興会会長は「夜の店が少ない広坂にはもってこいだ」と歓迎しているが、同神社の元氏子総代は「神域でビアガーデンなんて、百歩譲っても認められない」と苦言を呈し、金沢最古とされる神社の雰囲気が損なわれたとする。同宮司はこれらの声に、「若い人が境内に足を運ぶきっかけになっており、今後の信仰につながる可能性がある」とし、理解を求めている。神社本庁によればビアガーデンを開設する神社は各地にあり、担当者も「明確に禁止されている訳ではない」と話す。ただし神社本庁憲章には神社の理念として「境内地は、常に清浄にして、その森厳なる風致を保持すること」とも記載されている(北国・金沢7/23)。 |