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記事年月 | 2001年9月-11月 |
号数 | 13 |
媒体 |
国外 |
大分類 | 【5. NIS諸国、南東ヨーロッパ】 |
小分類(国名等) | ◆タジキスタン |
記事タイトル | *ラフマノフ大統領、米軍の報復作戦に協力表明 |
本文テキスト |
軍事面でロシアの強い影響下にあり、旧共産党とイスラム勢力との内戦で疲弊したタジキスタンは、アフガン難民を通じてイスラム原理主義が浸透することを危惧。ナザロフ外相は9月18日、正式の要請があれば米軍のアフガン攻撃に協力する考えを初めて表明(毎日9/20)。20日付の米紙では、同国が報復攻撃にさいして、米軍機を配備する、と報じられ(読売9/21)、25日には、ロシアのイワノフ国防相が、インタファクス通信に対し、ロシアが中央アジアで唯一、軍駐留を維持しているタジキスタンに米軍の出撃基地用の空港使用を容認する立場を示したとも報道された(産経9/26)。協力姿勢は示すものの、具体的な約束をしていなかったタジキスタンのラフマノフ大統領は、空爆開始後の10月8日になって、「作戦使用のため」と、隣国ウズベキスタンより踏み込んだ形での米軍機への基地利用を認めた(東京10/9)。 ラムズフェルド米国防長官は、11月3日、同国を訪問し、ラフマノフ大統領と会談。米国が南部の空軍基地を使用することを、タジキスタンが認める意向を示唆するとともに、米軍機の領空通過を容認するなど、具体的な協力内容を伝えた(東京11/5)。なお、タリバン後の政権については、同国は、タリバン政権のいかなるものも加えてはならないという態度を示している。 |