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記事年月 | 2001年9月-11月 |
号数 | 13 |
媒体 |
国外 |
大分類 | 【5. NIS諸国、南東ヨーロッパ】 |
小分類(国名等) | ◆ウズベキスタン |
記事タイトル | *カリモフ大統領、米軍の報復作戦に協力表明 |
本文テキスト |
北部同盟とも関係が深いカリモフ政権は、米軍の報復作戦に協力する意向をいち早く表明。背景にはアフガンを拠点に活動しているウズベキスタンの反政府勢力「ウズベキスタン・イスラム運動」をこの機会に一気に壊滅させたいとの思惑がある(毎日9/20)。協力の範囲については、報道が入り乱れたが、10月5日、首都タシケントでカリモフ大統領とラムズフェルド米国防長官が会談、人道支援目的に限って、米軍機の領空通過・国内の基地使用を認めると表明した。また、国内に原理主義勢力を多数抱えることから、ウズベキスタンから米特殊部隊が展開することも認めないと述べ、限定的な協力にとどめる姿勢を示した。(産経10/6) 11月4日付の英紙は、英政府筋の話として、同月内に米英両軍の特殊部隊を主力にした数千人規模の地上部隊が初めてウズベキスタンからアフガニスタンヘ侵攻する、と報道した(東京11/5)。しかし、米への協力によって、ウズベクの信仰の自由、人権には問題があるという事実が当面不問に付され、反テロを口実にした抑圧体制が強化することへの懸念も報じられている(読売・東京11/17)。 |