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記事年月 | 2001年9月-11月 |
号数 | 13 |
媒体 |
国外 |
大分類 | 【3. 中東・イスラーム世界】 |
小分類(国名等) | ◆イスラエル・パレスチナ和平 |
記事タイトル | <〜10/28 米・国連のベツレヘム撤退欲求と撤退の実現> |
本文テキスト | こうした状況に対し、米国務省のリーカー副報道官は、10月22日、イスラエル政府に駐留軍の即時撤退を求めたことを明らかにしたが、要請は拒否され、23日のブッシュ米大統領とペレス外相との会談後も、パレスチナ自治区への攻撃は激化した。次いで米国は、イスラエルに対する非難声明案を国連安全保障理事会に提出する動きを見せ、アナン事務総長も24日、自治区からの完全撤退を求めた(東京夕10/25)。こうした中ようやく、イ・パ両者の治安責任者の協議が26日午後テルアビブで始まり、自治区からの軍の撤退の実施に伴う治安維持の調整について話し合われた。イスラエルが段階的な撤退案を打ち出す一方、パレスチナ側は即時無条件撤退を求め、両者の主張には開きがあったが、イスラエルは、その後の治安に自治政府が責任を持つことで、ベツレヘムとベイト・ジャラの撤退に合意し、28日夜には撤退が始まった。イスラエルはベツレヘム地域からの撤退を「テストケース」として、今後、他の自治区主要都市からも撤退する方針を示した(朝日夕10/27ほか)。 |