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記事年月 | 2001年9月-11月 |
号数 | 13 |
媒体 |
国外 |
大分類 | 【3. 中東・イスラーム世界】 |
小分類(国名等) | ◆アフガニスタン情勢 |
記事タイトル | <〜空爆開始まで ザヒル・シャー元国王への注目、元国王の北部同盟との合意> |
本文テキスト | タリバン政権崩壊後のアフガニスタンの政権構想に関する記事は、9月末頃から早くも紙面に登場しはじめ、タリバン後の暫定政権づくりで重要な役割を担う可能性があるとして、ローマで亡命生活を続けているザヒル・シャー元国王が米国や国連、北部同盟などの注目を集めた。元国王のスポークスマンは9日28日、北部同盟が、元国王の下に、最高評議会と軍事評議会を創設することで合意したことを明らかにし(読売9/30)、10月1日に、両者は、タリバン後について、最高評議会を設立した上で、伝統的意思決定機関の「国民大会議」(ロヤ・ジルガ)を招集し、暫定的な指導者を選出する方針を発表した(産経10/2)。しかし、元国王派と合意を結んだ北部同盟はもともと、「反タリバン」の旗印だけで結ばれた雑多な組織の寄せ集めであり、タジク人のイスラム協会、ウズベク人のアフガニスタン・イスラム運動、ハザラ人のイスラム統一党など、民族ごとに組織は分かれ、背後の支援国も異なり、また多数派はスンニ派、イスラム統一党はシーア派と、宗派の違いも抱えており、まとまりを維持する難しさも多く指摘された(産経10/2ほか)。 |