(公財)国際宗教研究所
 
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『ラーク便り』データベースについて

『ラーク便り―日本と世界の宗教ニュースを読み解く』の全記事のうち、ここでは「宗教専門紙の記事」、「一般紙・雑誌の国内宗教関連記事」、「国外の宗教ニュース」をデータベース化してあります。
ただし、最近3年間のものは収録されておりません。
『ラーク便り』本誌には、これ以外に「ピックアップ・ファイブ」、「研究ノート」、「エッセイ」、「宗教専門紙が書評した本」、その他が掲載されています。

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詳細
記事年月 2001年12月-2002年2月
号数 14
媒体 国外
大分類 【2. 南アジア・東南アジア】
小分類(国名等)
記事タイトル リード文<東南アジアのイスラム過激派>
本文テキスト  フィリピンでは、1月15日にフィリピン軍・米軍の合同軍事演習が開始。だが実質はイスラム過激派組織アブ・サヤフを意識した合同軍事作戦とみられている。アブ・サヤフはビンラディン率いるアルカイダと関係があり、またアメリカ人宣教師を人質に取っている。2月1日には潜伏するバシラン島でアブ・サヤフとフィリピン国軍が抗戦、アブ・サヤフ側に5人の死者が出た(日経 2/17)。
 国際的なテロリストのネットワークが東南アジアにも広がっていることが明らかになりつつある。ムスリムが人口の15%を占めるシンガポール国内では、過激派組織「ジェマ・イスラミア」のメンバー13人が米大使館へのテロ計画容疑で逮捕。彼らはマレーシアの「マレーシア聖戦士組織」と密接なつながりがあり、両グループのメンバーがアルカイダのもとで軍事訓練を受けていた。「ジェマ・イスラミア」の指導者はインドネシアのイスラム導師バシル氏であるといわれる。また、シンガポール国内英字紙ストレーツ・タイムズによると、イスラム過激派組織が、シンガポール・マレーシア・インドネシアの三ヶ国にある米大使館をねらい同時爆発テロをおこなうという「アジアのジハード作戦」の犯行計画書の存在が明らかになった(産経 2/12)。
 シンガポール国内イスラム系団体代表は、過激派逮捕に関して「シンガポールは米国とイスラエルに偏り過ぎており、イスラム教徒の擁護に熱心でない」と公言(日経2/17)。いっぽう、マレーシアではテロ事件後、イスラム原理主義政党「全マレーシア・イスラム党」への支持は低下した。インドネシアでは、貧富の差などを背景に過激派が台頭、約60のグループがあるという。タイにも、イスラム分離運動組織「バッターニ統一解放機構」が存在し、インドネシア・アチェの独立武装運動「自由アチェ運動」に武器支援をおこなっている。
 各国のイスラム過激派組織のネットワーキングとなっているのが、1980年代に対ソ戦を戦ったイスラム義勇兵たちのつながりである。これら各国では、テロ組織摘発によって、国内のイスラム教徒の反発を招き政情不安定に陥ることをも恐れている。
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