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記事年月 | 2002年6月-8月 |
号数 | 16 |
媒体 |
国内 |
大分類 | |
小分類(国名等) | |
記事タイトル | リード文 |
本文テキスト |
今期は、小泉首相や閣僚の靖国参拝に対する中国・韓国の反発の動きが大きかった。国立戦没者追悼施設をめぐる論議や「つくる会」教科書の採択校の出現もこれに拍車をかけた。靖国神社参拝問題をめぐり、毎年8月が来るたびにこの反発は強まる気配。一方、日韓共催のサッカーW杯の際に登場したW杯神社や「トルシエ祈願」祭壇等は、宗教風俗の豊かさと面白さを示している。 オウム(現アレフ)関連では、横浜市の転入拒否に違法の司法判断が下り、世田谷区が信徒の転入を認めるなど、係争中の裁判の結果が次々と出はじめた。今後も注目である。 遺言ビジネスの活況は、葬儀において「リビング・ウィル」を尊重する風潮を裏づける動き。その他、長崎や青森のキリスト教史跡やキリスト伝説を観光に活かそうという試みも、観光資源としての宗教という問題を提起する重要なトピックである。 |