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記事年月 | 2015年7月-9月 |
号数 | 68 |
媒体 |
国外 |
大分類 | 【7. 西ヨーロッパ】 |
小分類(国名等) | ◆バチカン(聖座(Holy See)) |
記事タイトル | *家族の問題について教皇の発言相次ぐ |
本文テキスト | 10月に開幕する家庭をテーマとしたシノドス(世界代表司教会議)を前に、懸案事項について教皇の発言が相次いだ。8月5日、教皇は聖職者との会合の席で、離婚経験者は破門されたわけではなく、そのように扱われてはならないと発言した(カトリック8/16)。また、9月9日には「婚姻の無効」に伴う手続きを簡略化する方針を明らかにした。カトリック教会は離婚を認めていないが、親に強制されるなど、本人の意思によらない結婚であった場合には過去に遡ってその無効を宣言できる。ただし、手続きが非常に複雑で時間や資金を要することが問題となってきた(読売8/7ほか)。9月1日、教会が禁じる人工妊娠中絶についても、2015年12月から1年間(特別聖年の間)、心から悔いる女性に「許し」を与える権限をすべての聖職者に認めることが、書簡を通じて表明された。この権限は通常、司教にしか認められていない(朝日・夕9/2ほか)。 |